W501が好き!?

はてなダイアリー「W501が好き!?」のアーカイブ(2006年4月1日~2018年12月31日)

「相棒−劇場版−」鑑賞

夕方から、電車に乗って、繁華街にある映画館へ。
映画「相棒−劇場版−」をようやく鑑賞する。本日最終の上映(18:45-20:40)。
18時、劇場に到着。平日最終回なので、待合ロビーもガラガラ。18時10分の入場開始でダッシュして、非常口列(前席との間が開いている列)のど真ん中(席番号J-12)という特等席をゲット!
18時30分に予告編の上映が始まって、18時45分から本編開始。

以下、自分用メモなので、ネタバレ注意!
予め小説版「相棒−劇場版−」を読んでいたので、物語中盤で一瞬登場するばずの真犯人を見逃さない様に、注意深くスクリーンを見つめる。事前に購入した「オフィシャルガイドブック」にもキャスト名が書かれていなかったので、いったい誰が真犯人役を演じているのだろう?と気になって仕方がなかったのだ。
問題のシーンが近付くと…「あれっ?」。小説版で出てくるはずの「その人」のシーンがカットされている!
「どういうこと?」
その後、小説版とほぼ同じ展開で話が進み、右京さん(水谷豊)が真犯人に気付いたシーンで、映画版の真犯人が小説版とは異なることに気付く。「えっ?」

小説版に比べて、真犯人が逮捕されてからの終幕までの展開が長い。犯人が変更されたことによって、犯行の動機・モチベーションの説明が付け加えられているし、真犯人と右京さんとの会話も長くなっているし、その後の展開も少し複雑になっているのだ。
この設定(真犯人の正体と動機)は、映画として観るためには理解しやすくなっているけれど、小説版の犯人の方がインパクトがあって良かった様な気がするなぁ。犯人が判った時、読んでいて思わず鳥肌が立っちゃったし…。これだけの大事件を引き起こした真犯人が○○歳っていう小説版の展開は、当局のクレームが付きそうで、さすがに映画には出来なかったのかな?

TVと違って、相棒コンビとトリオ・ザ・捜一の対立シーンが少なくなって、むしろ協力して犯人を追い詰めていく展開になっているのは嬉しい。薫ちゃん(寺脇康文)と伊丹刑事(川原和久)が協力してボートを追いかけるシーンは、実は相当仲良し(思いは一緒)って感じになっているし。最後のシーンでも、三人の思い(特に伊丹刑事の思い)は、体制側というよりも、相棒側に近いってことが判る。

映画を観ていた鳥肌が立っちゃったのは、最後に片山雛子議員(木村佳乃)が見せた、一瞬の不敵な笑いを観た時。最初から全てを知っていて、一連の事件を仕組んでいたのは、実は雛ちゃんだったのかも?と思わせる恐ろしさ。

約二時間、あっという間に見終わってしまった。期待通りの面白さ。
でも、小説版通りに、カットされたシーンなしで映画化されたバージョンを見てみたい気がする。上映時間が三時間近くなっちゃいそうだけど、「ディレクターズカット版」とかいって、実は撮影していないのかな〜?