一昨日(6/7)から昨日(6/8)にかけて実施している各棟の全清掃(予備ケースとの入れ替え)と餌交換。残るは、大人つむりんが暮らすケース(特大)の2棟。昨晩の帰宅後、洗濯物干しや猫トイレの清掃で日付が変わってしまったけれど、これ以上の放置は危険なので、最後の大物に着手。
【2012・2013年度棟(12匹→11匹)】
先に、2012年度誕生組(2012/11/26〜2013/03/24生まれ)の大人つむりん7匹と2013年度誕生組(2013/10/29〜2014/02/11生まれ)の大人つむりん5匹、合計12匹の成貝が暮らす「2012・2013年度棟」。
長方形のプラケースの四隅、特に産卵用砂利プールである円筒形ケースを置いた場所に生じる隙間は、死の空間である。天井からそこへ落ちてしまった場合、目覚める前に仲間がやって来て、出口を塞ぐ様に直上で夏眠や冬眠を始められてしまうと、そこから脱出できなくなってしまい、最後には…。と、これまでも何匹かのつむりんが亡くなってしまった鬼門の場所に、1匹の大人つむりんが入り込んでいた。2013年度生まれのミスジで、2ヶ月前(4/18)に成貝化を確認したばかりだったのに、既に亡くなっていて軟体部の溶解が始まっていた。元々体調を崩して、そこに入り込んで(落っこちて?)しまったのだろうか?元気だったならば、目が覚めた後に、そこから動けないとしても、その場で膜を張って夏眠状態になれば良かったと思うのだが、その様な体力が無かったのか、それとも、その様な知能はつむりんには無いのだろうか?
生後約2年半、ようやく大人になったつむりんの内1匹は、母親になる前に亡くなってしまい、生存中の自家製大人つむりんは11匹となった。
【外産棟(18匹→17匹)】
続いて、外産の大人・若者・子供つむりん計18匹が暮らす「外産棟」。
全清掃のため、全員を円筒形ケースに一旦退避させていると、産卵用砂利プールの内側壁面に貼り付いていた、小柄な大人つむりんが亡くなっていた。既に軟体部は溶け始めていて、高齢による老衰の様だ。亡くなっている場所を考慮すると、最後の産卵で力を使い果たしてしまったのかも。
残りの17匹は健在で、殻の入口から軟体部が全く見えなかった1匹も、霧吹きすると、清掃後の棟へ戻るまでに顔を出した。
3日間に及ぶ全棟確認、前後の家族構成の変化は、以下の通り。
ケース | 用途 | 確認前 | 確認後 |
ハウス(特大)その1 | 外産棟 | 大人×13、若者×4、子供×1 | 大人×12(−1)、若者×4、子供×1 |
ハウス(特大)その2 | 2012・2013年度棟 | 大人×12 | 大人×11(−1) |
ハウス(小)その1 | 2014年度棟 | 子供×6、幼児×1 | 子供×5(−1)、幼児×0(−1) |
ハウス(小)その2 | 薄殻君専用棟 | 薄殻君×13 | |
ハウス(小)その3 | 2015年度春夏棟(外産親) | 若者×1、子供×1、幼児×3 | 若者×1、子供×1、幼児×2(−1) |
ハウス(ミニ)その1 | 2015年度秋冬棟(外産親) | 赤ちゃん×46 | 幼児×1(+1)、赤ちゃん×45(−1) |
ハウス(ミニ)その2 | 2015年度秋冬棟(自家製親) | 赤ちゃん×24 | |
円筒型ケース | 2015年度秋冬棟(親不詳) | 赤ちゃん×11 | 赤ちゃん×0(−11) |
自家製つむりんの誕生年度毎の生存数と生存率は、以下の通りとなった。
誕生年度 | 生存数 | 孵化総数 | 生存率 | |||||||
内訳 | 合計 | |||||||||
成貝 | 非成貝 | |||||||||
大人 | 若者 | 子供 | 幼児 | 赤子 | ||||||
2012年度 | 外産親 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 335 | 2.1% | |
2013年度 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 221 | 1.8% | ||
2014年度 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 5 | 68 | 7.4% | ||
2015年度 | 春夏 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 4 | 16 | 25.0% | |
秋冬 | 0 | 0 | 0 | 1 | 45 | 46 | 57 | 80.7% | ||
自家製親 | 0 | 0 | 0 | 0 | 24 | 24 | 50 | 48.0% | ||
親不詳 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 12 | 0% | ||
合計 | 11 | 1 | 6 | 3 | 69 | 90 | 759 | 11.9% |
沢山の赤ちゃんが生まれるつむりんだけど、大人になるのは約20匹〜45匹に1匹。受精卵の確率を考えると、約50個〜200個の卵から次世代の母親1匹が生まれる計算になるのだろう。