朝から悔しくて悔しくて悔しくてたまらない。
ハンドルベストの締め付け具合を確認しておけば…。ワイヤーの長さを調節して、勝手口と駐車場の境の塀に登れない様にしておけば…。
後悔先に立たず。ようやく保護出来た『ゆき』を取り逃がしてしまったショックは大きい。
夜、帰宅すると、何事も無かったかの様に、駐車場の愛車の幌上で『ゆき』が待っていた。
勝手口からテラスに出て、平屋建てケージの中のフードを補充したけれど、人間が屋外に出ている間は、テラスに近付こうとしない『ゆき』。CIAOちゅーるを用意しても、見向きもしないので、一旦家の中へ。しばらくして、洗った外猫用食器を持ってテラスに出ると、我慢しきれなくなった『ゆき』が平屋建てケージの中で食事中だった。
逃げられない様に、ケージの出入口をブロックして『ゆき』を確保。『そら』用に買っておいたSサイズのハンドルベストは大き過ぎるので、『うみ』のお古のXSサイズのハンドルベストを下に着せてから重ね着。ワイヤーも短めの2本を、それぞれのハンドルベストにつないで、逃亡防止を徹底する。
自由に外へ戻りたい『ゆき』は鳴き続けているけれど…これでやっと『そら』との約束を果たせる…。
