冬眠していることを口実に、霧吹きもせずに3ヶ月以上放置しているつむりんズ。昨日、1匹の自家製大人つむりんが目覚めた様に、暖かくなってきたので、今後は次々と目覚める可能性高し。起きても食事や飲料水が用意されていないと、餓死・乾燥死してしまう可能性が高いので、各棟を全清掃して春仕様の居住環境を再整備する予定。先ずは、それぞれを円筒形ケースに移動して強制覚醒を促して、無事冬を越せたのか生存確認をすることに。
【子供・幼児棟(2015年度(外産系))(7匹)】
最初は、元・2015年度(上期)自家製赤ちゃんの7匹の子供&幼児(昨年6/23〜7/18回収)が暮らす子供・幼児棟(2015年度(外産系))。最後に大きさを測定した時点(昨年12/6)から冬眠するまでの間にも成長を続けていた様で、皆少し大きくなっていた。天井シートに貼り付いていた、3番目に大きな殻径8mmの幼児は、霧吹きすると直ぐに目を覚ました。少し心配なのは、2番目に大きな殻径10.5mmの子供つむりん。一部がゲル状化したキャベツの裏で見つかったけれど、殻の入口に完全な膜が張られていない。入口から見える軟体部をピンセットで触っても、反応を示さない。冬眠に失敗して亡くなってしまったかも。
殻径/外周部スジの有無 | ||||||
12mm | 10.5mm | 8mm | 4.5mm | 4mm | 3mm | |
有 | 無 | |||||
天井シートに貼り付いて冬眠中/移動中に覚醒 | 0匹 | 0匹 | 1匹 | 0匹 | 0匹 | 0匹 |
ケース側面に貼り付いて冬眠中 | 0匹 | 0匹 | 0匹 | 0匹 | 1匹 | 1匹 |
一部ゲル状化したキャベツの裏で冬眠中 | 1匹 | 1匹 | 0匹 | 2匹 | 0匹 | 0匹 |
小計 | 1匹 | 1匹 | 1匹 | 2匹 | 1匹 | 1匹 |
合計 | 7匹 |
【子供・幼児棟(2014年度)(9匹)】
次は、元・2014年度自家製赤ちゃんの子供&幼児つむりん9匹が暮らす子供・幼児棟(2014年度)。孵化して1年以上経つのに殻径が5mmに満たない「ちびチビ」の2匹は、ケース側面に貼り付いて冬眠していた。軟体部が凝縮していないので、無事冬を越すことが出来た模様。
殻径/外周部スジの有無 | ||||||||
11mm | 10mm | 9.5mm | 9mm | 7mm | 5.5mm | 3.5mm | 3mm | |
有 (*)はミスジ | 一部有 | 無 | ||||||
ケース側面に貼り付いて冬眠中 | 0匹 | 1匹 (*) | 1匹 | 0匹 | 0匹 | 0匹 | 1匹 | 1匹 |
キャベツ(1枚目)の裏で冬眠中 | 0匹 | 1匹 (*) | 0匹 | 0匹 | 0匹 | 1匹 | 0匹 | 0匹 |
キャベツ(2枚目)の裏で冬眠中 | 1匹 (*) | 0匹 | 0匹 | 1匹 | 1匹 | 0匹 | 0匹 | 0匹 |
小計 | 1匹 | 2匹 | 1匹 | 1匹 | 1匹 | 1匹 | 1匹 | 1匹 |
合計 | 9匹 |
【薄殻君専用棟(16匹)】
続いて、薄殻君ことパツラマイマイ16匹が暮らす薄殻君専用棟。乾燥や寒さに強いので、仮眠や冬眠することなく、常にモゾモゾと動いていた薄殻君。通常はキャベツ裏面に隠れているのだが、ここ1ヶ月の間に1匹2匹とケース側面を登ってきて、天井シートに貼り付いて動かなくなってしまった。乾燥に耐えられなくなって、仮眠(冬眠?)状態に入っていた模様。殻の外側から薄っすらと透けて見える軟体部は、入口から少し引っ込んだ位置まで縮んでいた。キャベツ周辺にいた仲間も同じ状態だった様で、霧吹きすると再び動き出した。但し、ゲル状化したキャベツ中に埋没していた1匹は、全く動く気配なし。仮眠を始めた場所が悪かったのか、呼吸出来なくなって窒息死してしまったかも。
天井シートに貼り付いて仮眠中 | 3匹 | |
キャベツ上層(1枚目) | 表面で仮眠中 | 1匹 |
裏面で仮眠中 | 2匹 | |
キャベツ下層(2枚目) | 表面で仮眠中 | 8匹 |
裏面で仮眠中 | 1匹 | |
ゲル状化したキャベツ中に埋没 | 1匹 | |
合計 | 16匹 |
3つのハウス(小)に分かれて暮らす小さな子供&幼児つむりん、薄殻君の強制覚醒用円筒形ケースへの移動が終了したので、更に小さな赤ちゃんたちの強制覚醒作業に移行する。孵化後1〜2ヶ月で冬眠することになった新生児たちは、無事冬を越すことが出来ただろうか?
【第二新生児棟(外産系)(48匹)】
最初は、外産つむりんが産んだ卵から昨年11/3〜11/25に孵化した赤ちゃん48匹が暮らす、第二新生児棟(外産系)。円筒形ケースの彼方此方で冬眠している赤ちゃんをピンセットで摘んで、湿らせたキッチンペーパーを敷いた別の円筒形ケースへ移動する。驚いたことに、殻だけになってしまった個体、軟体部が凝縮した個体がいない。小さい体ながらもちゃんと膜を張って、全員が冬を越すことに成功したのだろうか?
天井ネットで冬眠中 | 移動中に覚醒 | 1匹 |
2匹 | ||
ケース側面で冬眠中 | 移動中に覚醒 | 9匹 |
24匹 | ||
側面キッチンペーパー裏で冬眠中 | 2匹 | |
炭の裏で冬眠中 | 移動中に覚醒 | 1匹 |
6匹 | ||
カルトボーン裏面で冬眠中 | 2匹 | |
干からびたレタスの中で冬眠中 | 1匹 | |
合計 | 48匹 |
【第三新生児棟(自家製系)(39匹→31匹)】
次に、自家製つむりんが産んだ卵から11/24〜12/18に孵化した赤ちゃん39匹が暮らす、第三新生児棟(自家製系)。外産系の赤ちゃん同様、ケース内で探し出してピンセットで移動する。床面には、殻だけになってしまった8匹。1月に慌てて霧吹きした際、軟体部が凝縮していたグループなので、冬眠シーズン前に亡くなっていたのだろう。他には、殆ど軟体部が凝縮してしまった個体が2匹。この状態からの蘇生は難しそう、冬眠失敗か。同じ様に干からびたレタス中にいた外産系の赤ちゃんは無事だったので、誕生日の1ヶ月の違いが生存能力の大きな差となったのだろうか。
天井ネットで冬眠中 | 1匹 | |
ケース側面で冬眠中 | 8匹 | |
床面上で死亡 | 8匹 | 1/12時点で死亡? |
カルトボーン裏で冬眠中 | 1匹 | 軟体部凝縮 |
炭の裏で冬眠中 | 4匹 | |
干からびたキャベツ裏で冬眠中 | 11匹 | |
干からびたキャベツ中で冬眠中 | 5匹 | |
干からびたレタス中で冬眠中 | 1匹 | 軟体部凝縮 |
合計 | 39匹 |
強制覚醒前後の家族構成は、以下の通り。
ケース | 用途 | 強制覚醒前 | 強制覚醒後 |
ハウス(特大)その1 | 外産棟 | 大人×12、若者×4、子供×2 | |
ハウス(特大)その2 | 大人・若者棟(自家製専用) | 大人×10、若者×4 | |
ハウス(小)その1 | 子供・幼児棟(2014年度) | 子供×3、幼児×6 | |
ハウス(小)その2 | 薄殻君専用棟 | 薄殻君×16 | |
ハウス(小)その3 | 子供・幼児棟(2015年度(外産系)) | 子供×2、幼児×5 | |
円筒型ケース | 第二新生児棟(外産系) | 赤ちゃん×48 | |
円筒型ケース | 第三新生児棟(自家製系) | 赤ちゃん×39 | 赤ちゃん×31(−8) |