昨日の夜遅く、日付が変わる直前の出来事。全清掃のため、外産棟から18匹の外産つむりんを円筒形ケースへ退避し、その場で洗浄して新しい棟(予備ケース)で使うカルトボーン&炭を移そうとしていると、夕方用意しておいた予備のケース(大)に入れておいた新しいキャベツ山に小さな粒が貼り付いていた。よく見ると、ケースの側面にも1個の粒。何処から見ても、つむりんの赤ちゃんに他ならない。「まさか…」と思い、先に入れておいた産卵用砂利プールを見ると、表面付近の砂利の彼方此方で小さな粒が動いていた!
今思えば、この砂利プールは、昨年9/22に「大人・若者・子供棟(自家製専用)」(当時)か「外産棟」の何れかに設置して、10/12に交換撤去したもの、または10/12に設置して12/6に撤去したものの何れか。特に、前者は、砂利中に産卵していたことは確実なのに、回収せずに放置していたプールなのだ。この世代は、産卵後1ヶ月〜3ヶ月半で孵化しているので、昨年末から今年の初めにかけて密かに砂利中で孵化し、即冬眠状態に入っていた、それが夕方の砂利洗いで覚醒して地上に這い出て来た、ということだろうか。
キャベツ山とケース側面、そして産卵用砂利プールの表面付近にいる赤ちゃんを回収すると、合計12匹。内1匹は透明な殻の中心に溶けた軟体部が凝縮して亡くなっていたけれど、残り11匹は元気に動いている。
2015年度自家製赤ちゃん(親不詳)1〜12号。誕生日不詳。
昨年末以降、第三卵保管庫で孵化したまま放置していた赤ちゃん11匹(3/21回収)は全員亡くなっていたけれど、この生命力の差は何なのだろうか?不思議な事に、赤ちゃんを探す際に砂利を掘り返してみたが、卵の欠片が殆ど見つからなかった。孵化した赤ちゃんは、自分が入っていた卵の欠片や、もしかしたら同胞の卵を食べて栄養を摂取して、冬眠するパワーを蓄えたのだろうか。
もう一つの可能性は、彼らは卵のまま冬を越して、実はつい最近孵化したという結論。ストックしていた砂利プールは完全に乾いていたので、何処にも水分補給出来る場所はなく、孵化後長時間生きられる環境ではなかったはずだ。11匹の赤ちゃんを見ると、生まれた時の状態に近く、殆ど殻を延長している気配もないので、孵化後に(冬眠することなく)活動していた時間は、非常に短いと考えられる。とすると、冬越し孵化の可能性が最も高く、それは5/10に処分してしまった第三卵保管庫や第四卵保管庫の卵もまだ孵化する可能性があった、ということだろうか…。
【2015年度秋冬棟(親不詳)(0匹→11匹)】
奇跡的に生まれてきた赤ちゃん11匹のために、円筒形ケースを用いて4番目の新生児棟を構築し、全員を移動する。
昨日分と本日分を合わせた確認前後の家族構成は、以下の通り。
ケース | 用途 | 確認前 | 確認後 | |
旧称 | 新称 | |||
ハウス(特大)その1 | 外産棟 | 大人×12、若者×4、子供×2 | 大人×13(+1)、若者×4(−1、+1)、子供×1(−1) | |
ハウス(特大)その2 | 大人・若者棟(自家製専用) | 2012・2013年度棟 | 大人×11、若者×2 | 大人×12(+2、−1)、若者×0(−2) |
ハウス(小)その1 | 子供・幼児棟(2014年度) | 2014年度棟 | 子供×5、幼児×2 | |
ハウス(小)その2 | 薄殻君専用棟 | 薄殻君×13 | ||
ハウス(小)その3 | 子供・幼児棟(2015年度(外産系)) | 2015年度春夏棟(外産親) | 子供×2、幼児×3 | |
ハウス(ミニ)その1 | 第二新生児棟(外産系) | 2015年度秋冬棟(外産親) | 赤ちゃん×47 | 赤ちゃん×46(−1) |
ハウス(ミニ)その2 | 第三新生児棟(自家製系) | 2015年度秋冬棟(自家製親) | 赤ちゃん×25 | 赤ちゃん×24(−1) |
円筒型ケース | 2015年度秋冬棟(親不詳) | 新設 | 赤ちゃん×11(+12、−1) |