W501が好き!?

はてなダイアリー「W501が好き!?」のアーカイブ(2006年4月1日~2018年12月31日)

瑞三本坑と住宅街

駅前通り(柴寮路)を更に南下して、遂に目的の場所を発見。以前訪問した際、工事車両が停まっているだけで、付近に観光客が全くいなかったので、引き返した場所。炭鉱時代の設備を改修し、当時の暮らしを紹介する「礦工紀念館」(「炭鉱夫浴場」跡)と「地質生態館」(「砂乾燥室」跡)の隣には、鉄道下のガードを潜って、向こう側の住宅街へ登る道が続いていた。柴寮路という通りは、ここで大きくUターンして鉄道を通り越し、山側へ伸びていたのだ。


右に曲がったガードの先に目的の「瑞三本坑」があるのは明らかだったけれど、真っ直ぐ続く歩行者専用道路が気になったので、「礦工紀念館」&「地質生態館」のプチ見学後、もう少し歩いてみた。南端には「炭鉱夫宿舎」(内部は閉鎖)があり、そこから歩行者専用ガードを潜って山間部の方向へ遊歩道が続いていた。
このまま進むと遭難しそうなので、先程のガードまで戻り、待望の向こう側へ。

高さ2.1mという超低いガードを潜ると、

その先には…

ようやく実物に辿り着いた「瑞三本坑」。

この地区で一番大きな鉱坑だったらしい。

中には入れないので、フェンス越しに内部の写真撮影。

更に急な坂道を登って行くと、

線路向こうから見えた住宅街が広がっていた。

この辺りの道路はGoogle Mapと一致しているので、住宅街の一番奥には、猴硐駅に隣接された鉄道車庫へと降りていく階段がある模様。猫村の南端部とはかなり近いのだが、道は繋がっていないらしい。

帰国後にGoogle Mapで航空写真を見ていて気付いたのだが、猫村の南端部の行き止まりの道は、以前はこの道と繋がっていたのかも。山の中で途切れている様に見える道を延長すると、この通り辺りに近付く。鉄道の向こう側とこっち側で繋がっていない道に同じ名前「柴寮路」が付いているのは、元々同じ通りでU字型に繋がっていたから?猫村には、昔は炭鉱で働く人たちが暮らしていたのだから、メインストリートが本坑前と繋がっていた方が自然だ。

…ということで、長年の疑問が解けてスッキリしたので、柴油機車庫 Coffee Storeで一休みした後、駅前&猫村へ戻ることにした。